7月26日に始まるパリ五輪の開幕100日前となった17日、五輪とパラリンピックの日本選手団が大会時に表彰式などで着用する公式スポーツウエアが都内で発表された。

 五輪、パラとも同じデザインでアシックスが製作。ジャケットは鮮やかな赤が基調で「パリの日の出」をイメージ。寒暖差が大きいパリの気候に適応するためメッシュ素材を使用し効果的に通気できる設計となっている。

 発表会に出席したバレーボール男子の西田有志は「着心地が良いし、おしゃれなデザイン」と感想を語り「金メダルしか見ていない。あと100日しっかり準備したい」とパリでの目標を口にした。

 体操男子の橋本大輝は「パリで着るウエアなので、もう一度気を引き締めて頑張ろうと思った。団体、個人総合、鉄棒の3つの金メダルを獲得したい」と決意を込めた。

《パリ五輪メダル予測 日本は柔道一二三ら金13個》

 スポーツデータの分析や提供を行う専門会社、グレースノート(本社・米国)は17日、開幕まで100日となったパリ五輪のメダル予測を発表し、日本は金メダル13個、メダル総数では世界6位の49個(銀16、銅20)とした。21年の東京五輪は金27個、総数は58個だった。金メダルは柔道で男子66キロ級の阿部一二三ら3個と予想。体操男子は団体総合に加えて橋本大輝が個人総合と鉄棒を制し、陸上女子やり投げの北口榛花も「金」に輝くとした。レスリング女子の優勝予測は50キロ級の須崎優衣、53キロ級の藤波朱理ら3人だった。